雇もれびの会について

雇もれびの会(働く精神障碍者の会)

 

メンタルが弱い障害者のなかで

特に働く精神障害者を応援する会です。

 

名古屋市東区、西区を中心に活動中。

 

http://blogs.yahoo.co.jp/komorebi_no_kai/15490972.html

 

働く障害者の体験談を集めてフリーマガジンを作りました。

 

この雇もれびの会は雇用からもれていた人の会という意味もあります。

働く当事者がピアサポートの思想で集まり、

体験談を語り合い情報交換をする会です。

参加はオープンで参加費400円からです。

 

雇もれびの会の紹介(詳細)

雇もれびの会とは,

就労する精神障害者・働く障害者を勇気づける会です。

精神障害者・当事者が主体となって行っています。就労のためのピアサポート(仲間同士の助け合い)活動のひとつです。就労する障害者、これから就労する人を勇気づけるための会です。働く精神障害者の生の声を集めて、仲間を勇気づけることを目的にしています。 現在、体験談を集めたり、就労について語る会を開催しています。 

 

◆体験談募集

精神障害者、お薬を飲みながら働いている人の体験談を募集しています。

 

◆語る会開催

障碍者の語る場です。毎月第2土曜日に開催しています。場所は、名古屋市東区の新栄町駅そばの東生涯学習センターです。

 

 

雇もれびの会の活動紹介

 

1ー1)ご挨拶(愛知・名古屋の当事者による自助会です)

 はじめまして。愛知県・名古屋市の精神障害者の自助会「雇もれびの会」です。当会は、平成21年にFクリニックの中で活動を始めた自助会です。その後、クリニックから独立して、病院でもなく、サポートセンターでもない、当事者がまさに主体となっている自助会として運営しています。当会の特徴は、「働く」ことをテーマにしている自助会であることと、定期的に紙媒体のマガジンを発行していること、インターネット等で情報発信を心がけていることです。

 

1-2)愛知県の現状(愛知県でも障害者雇用が増えている)

 愛知県の障害者雇用は、愛知労働局によると、雇用件数が着実に増えているそうです。今年の障害者の雇用者数は約2万5千人と過去最高を更新しました。法定雇用率が引き上げられたことを背景に、就職説明会への参加を希望する企業も増えています。ただ、全国的に見れば愛知県の雇用率は低水準です。関係者の「愛知に多くある中小企業にどう雇用してもらうかが課題」という声が日本経済新聞に紹介されています。なかでも精神障害者の就労は知的障害者の就労件数を上回る数であると言われおり、これからの精神障害者の雇用が、ますます注目を集めるのは間違いありません。

 

2-1)語る会(就労体験談を語る会)

就労体験談を語る会から発展した「語る会」を月に1回、就労困難な若者たちの中間的就労の場づくりを行っている、「アートリーフ風花(名古屋市東区)」で開催しています。毎回、新しい参加者を迎えて、就労に向けた活動を報告したり、仕事を辞めざるを得なくなったときに状況を語ったりしています。当事者だけの会ですが、少しずつ専門家の意見も取り入れている状況です。

 

2-2)マガジン(当事者の声を発信する紙媒体)

当会では、3ヶ月に1回、紙媒体のマガジン「こもれび」を発行しています。語る会の内容をまとめた体験談集が基本になっています。平成26年2月に第16号を発行する予定です。もともと、Fクリニックから広告費をいただいたり、障害者雇用企業の広告をいただいて当事者が発行していたものです。第5号から大和証券福祉助成金とモリコロ基金の助成を受けて本格化しました。本年度は、福祉事業主からの寄付と当事者自らがお金を出し合って発行しています。13号からは、インターネットでも閲覧できるようにしています。写真は、マガジン「こもれび」のバックナンバーの表紙です。当事者の作品が表紙を飾っています。

 

2-3)サークル(余暇文化活動を通じて親睦)

語る会とは別に余暇活動と、親睦を深めるためのサークルも行っています。絵を描いたり、俳句、デコレーション、読書など集まって手を動かしながらおしゃべりを楽しむ会です。

 

 

3-1)まとめ(自助会として就労の役に立ちたい)

自助会は、就労を目指す精神障害者の励みになっていると信じています。就労に向けてやる気を高めたり、就労してからの悩みを共有したり、という励ましあう場が必要です。そうした場をつくっていく仲間が今後も増えていくことを願っています。

なお、当会のヤフーブログは、「雇もれび」で検索してください。また、Twitter(komorebi_no_kai)も多くの方にフォローいただいています。

http://syogai.jimdo.com/ダウンロード/でマガジンを閲覧できます。

ダウンロード
雇もれびの会 活動報告2015-2016
雇もれびの会 活動報告2015-2016(平成27年度)
恒友2016向けH280315.pdf
PDFファイル 2.8 MB

働く広場

 

 

働く広場 2011年1月号に掲載されました。

ゆうゆう

心の元気+

JOB MENTOR

Cacana(名古屋市ボランティア紹介誌)

雇もれびの会 会則

雇もれびの会 会則

制定平成229月 

改定平成273

1、総則

1)本会の名称は 雇もれびの会とする。

2)本会は、代表を1名置き、必要に応じて役員を定める。

3)本会は、非営利団体として、余剰金の再分配は行わない。

 

2、会の目的 

 1)本会は名古屋市をはじめとした各市区町村に在住、在勤の精神障害当事者が自ら運営し、活動を通して自らをエンカレッジし、仲間を支援することを第一の目的とする。

 2)本会は名古屋市をはじめとした各市区町村に在住、在勤の、精神障害者の先駆的な自助グループとして、できる限り機能してゆく。

 3)本会は、障害を持った仲間が地域で連帯して行動できるよう、活動してゆく。

 4)本会は、就労しようとしている当事者を励まし、就労後も地域で孤立しないで生活してけるよう、精神的支援を行う。

 5)本会は、世間の精神障害者への偏見がなくなるよう努力し、当事者一人ひとりの生活が豊かになるよう活動していく。

 

3、事業

本会は以下の事業を行う。

A)精神障害者の雇用確保に関する事業

B)精神障害者からの情報発信に関する事業

C)精神障害者同士の情報交換に関する事業

D)一般市民への以下の教育に関する事業。

1)障碍者理解に関する教育

2)健康及び心理学に関する教育

3)環境および市民活動に関する教育

E)その他の収益事業

 

4、会の運営

 1)本会の会員は、互いの人格を尊重しあい、互いを大切な存在と認め合いながら運営、活動を行っていく。

 2)本会の活動に当たっては、会員の自由な意志を尊重し、民主的で透明性の高い運営を行ってゆく。

 3)本会の事務的、実務的な運営は、会員の話し合い、選挙によって選ばれた事務局のメンバーを中心に行ってゆく。

 4)本会はすでに先駆的なピアサポート活動を行っている、他の市町村、機関と連携しつつ、活動を展開してゆく。

 

5、会の財政

 1)本会の財政的運営は、当面の間、協賛企業からの協賛金と民間財団、福祉財団による助成金を基に行ってゆくが、必要に応じ、その他の収益活動も会員の合意により行う。

 2)本会の財政的運営に当たっては、会計担当者が責任を持って管理し、年度ごとに予算書、決算書をもって報告する。

 

6、会の活動

 1)本会は名古屋市内で毎月1回以上の会合を開く。

 2)本会に於いて、会員の話し合いによって決められたプログラムは計画的に実施する。

 3)本会の活動方針、内容を決めるに当たっては、すべて、メンバーミーティングで議論し、物事を民主的に決定する。

 4)以下の場合、必要に応じて、事務局会議を開催する。

   A,ミーティングの議題の整理、

   B,ボランティアの方の適性についての検討、

   C,会則違反をしたメンバーの処分について

 

7、会の規約 (会員の禁止事項等)

 以下の行為は、固く禁止とする。

  1)暴言、暴力(言葉の暴力も含め)

  2)他者への誹謗中傷、疎外、過干渉

  3)金銭の貸し借り

  4)宗教の布教

  5)思想信条、考えの押しつけ

  6)選挙のとき、特定政党、候補者に投票を依頼する行為

  7)セールスに類すること

  8)飲酒をした上での活動の参加

  9)他者のプライバシーの暴露

 10)他のメンバーを不快にさせる言動

 11)その他、名古屋市民などに迷惑を及ぼす行為

 

 以上の行為を行った場合、即時に退会していただく事もある。

12)物品の貸し借りについてのトラブルは、全て当事者の自己責任とし、会は関与しない。

 

8、プライバシーの保護

 1)会の運営上、知り得た個人情報は、事務局で厳重に管理し外部に漏らさない。

 2)会の活動の中で知り得た個人の事情、病歴等はみだりに外部に漏らさないことを会員全員の約束事とする。

 3)事務局員は、立場上知りえた、会員の個人情報(電話番号、住所、メールアドレス等)を外部や他のメンバーに、みだりに口外しない。

 4)会員同士の個人情報の交換は、会として禁止しないが、トラブルの無いよう、慎重に(十分な信頼関係が築けてから)行うことが望ましい。

   尚、万が一、個人情報を会員同士が交換した際に、発生したトラブルについては、会として何らかの注意はするものの、責任は負いかねる。

 5)会員が「語る会」などで発言した内容は、当日参加者へ説明し、事務局の判断により公開できる。

 

 

9、会則の改正

 会則の改正は、必要があったその都度、会議の協議、手続きをとり、行われるものとする。

 

10、会の解散について

 本会の参加人数がいなくなり、将来も発展が見込まれないと判断したとき、会員の話し合いにより、会を解散する。

 

11、その他   

  外出行事等、レクの経費は参加者の自己負担とする。

 

2018年8月メッセージ

歩み (2019-02月現在)

 

援助金・助成金関係

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成21

2009

 

 

 

 

 

平成22

2010

福智クリニック

18千円

ジーフット社

3万円

 

平成23

2011

大和証券福祉財団の助成 金(30万円)

30万円

モリコロ基金

30万円

なごやボランティアNPOセンター情 報誌cacanaに掲載

平成24

2012

モリコロ基金展開期

30万円

 

 

 

平成25

2013

個人寄付

8万円

 

 

 

平成26

2014

公益財団法人あいちコミュニティ財団 東海ろうきん傍楽ファンド 2014年度 助成事業

30万円

恒友・助け合い基金  2014年度 助成事業

10万円

 

平成27

2015

モリコロ基金展開期

53万円

コープあいち福祉助成金

10万円

恒友・助け合い基金  2015年度 助成事業

平成28

2016

モリコロ基金展開期

51万円

 

 

恒友・助け合い基金  2016年度 助成事業

平成29

2017

アステラス・スターライトパートナー患者会助成金

20万円

 

 

 

平成30

2018

コープあいち

10万円

 

 

 

 

 

歩み (2019-02月現在)

 

 

こもれび便り
2009.11
月 創刊号

雇もれびの会 は,就労する精神障害者・働く障害者を勇気づける会です。

@御器所、今池、名古屋

 

◆◆◆◆◆◆はじめに◆◆◆◆◆◆

 

雇もれびの会は精神障害者・当事者が主体となって行っています。

就労のためのピアサポート(仲間同士の助け合い)活動のひとつです。

就労する障害者、これから就労する人を勇気づけるための会です。

現在、名古屋の福智会のデイケアを中心に体験談を集めたり、就労について語る会、学ぶ会を開催しています。

 

 

◆◆◆◆◆◆活動報告◆◆◆◆◆◆

 

これまでの活動をご紹介します。

2009・9 今池および御器所のデイケア内にて就労勉強会

2009・8 打ち合わせ

2009・8 福智会デイケア納涼会に参加

2009・8 Yahoo!ブログ開設

2009・7 今池で就労語る会

2009・4 今池で就労体験談の会

2009・3 就労インタビュー開始

2009・3 発足

 

 

◆◆◆◆◆◆今後の予定◆◆◆◆◆◆

 

11月 御器所で、就労体験談について語る会

1121日、土曜日、御器所、カフェギャラリー寸心で活動報告と就労に関するフリートークの会を開催します。

 

12月 福智会のクリスマス会

 

◆◆◆◆◆◆体験談募集◆◆◆◆◆◆

 

精神障害者、お薬を飲みながら働いている人の体験談を募集しています。

 

 

◆◆◆◆◆◆ホームページ◆◆◆◆◆◆

http://www.geocities.jp/komorebi_no_kai/index.html

http://blogs.yahoo.co.jp/komorebi_no_kai

 

◆◆◆◆◆◆話題・活動概要◆◆◆◆◆◆

 

◆9月今池・御器所・就労勉強会

これから働きたい人にむけて仕事の探すときに利用できるハローワークをはじめとする社会資源(施設や制度)の講義を聴きました。町工場で就労実習体験をしたこと、社会資源を利用したことのある人の体験談を聴きました。

 

◆仕事を探すときの障害のオープン・クローズについてのアンケートをしました。

 

◆7月今池・就労を語る会

働きたい人、働いていた人の思いを語り合いました。仕事の探し方、続けるコツなどの意見を語り合いました。

飲食業で働く人が多く、知り合いのツテで仕事を見つけていたことを聞きました。

 

◆これまでの仕事、ハローワークをはじめとする就労のための社会資源(施設や制度)のアンケートも行いました。

 

◆4月今池・体験談を聴く会

働いているメンバーに体験談を語ってもらいました。入院体験のあと、

アルバイト勤務から徐々にステップアップした体験談などを聞きました。

 

◆就労インタビュー

就労に関するインタビューをして体験談を集めました。

入院体験のあと作業所からスタートして現在一般就労している方の体験談などを聴くことが出来ました。

 

◆3月御器所・就労を語る会

ぶなの森デイケアプログラムのひとつとして、メンバーの仕事に関する思いを語り合いました。

現在働いている人、過去の失敗がトラウマとなって働けない人、さまざまな声が集まりました。

 

就労体験談のインタビュー例

 

今どんな仕事をしていますか

どうやって、なぜ今の仕事を選びましたか

病気になってから仕事を始めるまでどんなことをしましたか

最初に仕事に就いたのは、どんな仕事でしたか

仕事を探すきっかけはなに

デイケアに通ってましたか

どうやって仕事をさがしましたか

仕事で失敗したことやクビになったことはありますか

仕事がうまくいくようになったコツはありますか

人間関係はどうですか

支えになったものは何ですか

仕事をするようになってよくなったことは何ですか

仕事が続くコツはなんですか

今の仕事に満足していますか

これから先の目標はなんですか

就労を目指す人に一言。

 

2009年(平成21年)425日の体験談プログラム・アンケート結果

     これまでの仕事

電話の仕事、事務、パソコンを使う仕事、データ入力、検査アルバイト、

パチンコ店、皿洗い、フロント、工場、自衛隊、警備、ビル管理、病院の朝食つくり、

大企業で設計・組み立ての仕事、清掃、寸心、プールの受付、

 

     今の気持ち(就労に関して)

今の仕事を続けたい、ハローワークに行っても自分に合う仕事が見つからず不安、

耳が不自由で電話ができないのが困る、できるか心配、

デイケアに通いながら短時間働きたい、計算のない職場がいい、

前向きに思っている、そのうちしたい、

 

     体験談プログラムの感想

働くのは大変そう、数をあたればなんとかなると思った、

休みをなくすように頑張ればいいと思った、

仕事を続けるコツが分かった、

少し変わった職業の体験談が聞きたい、

 

     自由意見

まだ外で働けるようになるか心配、

なにをやればいいかわからない、

モチベーション(やる気)をあげたい、

資格はどんなものが要求されるか、運転免許を持ってないと不利ですか?

仕事を始めるきっかけを知りたい、

仕事の楽しみ方を知りたい、

 

 

 

就労勉強会◆PSWの講師をお招きして

2009/11/12() 午後 7:05雇もれび便り

 

 912日にすずかけの郷で、19日にはぶなの森でそれぞれ就労についての勉強会をメンバー企画で開きました。

 メンタルヘルスサポートセンターのPSWの中村さんに

「就労のための社会資源(サービスや施設)というテーマでお話を聞きました。

 ・ハローワーク … 名古屋に三箇所。仕事を紹介してくれます。障害枠での仕事を探す窓口や、仕事前の準備の相談なども扱っています。

 

 ・愛知障害者職業能力開発校 … 三河・豊川にあり、CADなどパソコン技術を一年間勉強します。

 

 ・なごや職業開拓校 … うどん屋さんの作業所で給料をもらいないがら実習。

 

 ・精神障害者社会適応訓練 … 保健所が窓口となっています。一般の勤務先で実習します。そのまま採用される場合もあります。

 

 ・愛知障害者職業センター … 名駅西口にあり、ジョブコーチを扱います。実習訓練もやっています。

 

 ・なごや障害者就業・生活支援センター … 就業と生活支援のどちらも扱います。

 

 ・精神保健福祉センター(ここらぼ)…名古屋の中村日赤のそば。名古屋市の精神科デイケアなどがあり、就労にむけた支援をしています。

 

 などを紹介してくれました。

 

 それを受けて、座談会では実際に社会資源を利用したことのあるメンバーの話を聞くことができました。

 また、918日の愛知県の障害者就職面接会の参加者の感想も聞きました。

 

2回の勉強会に合わせて15名ほどのメンバーが参加しました。お疲れ様でした。

 

 

1 精神障害者の状況

 

厚生労働省が実施した平成17 年の患者調査によれば、

精神障害者数(在宅者)は約267万5千人と推計されています。

前回(平成14 年)調査時の約223 万9千人に比べ約19.5%増加しました。

また、これを精神疾患の種類別にみると、

「気分(感情)障害(躁うつ病を含む)」が89 万6千人(全体の33.3%)と最も多く、

次いで「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害」が58 万人(全体の21.5%)、

「統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害」が55 万8千人(全体の20.7%)、

「てんかん」が26 万6千人(全体の9.9%)となっています。

 

 

2 精神障害者の雇用状況

 

厚生労働省が実施した平成15 年の雇用実態調査によると、5人以上の常用労働者を雇

用している民間の事業所に常用で雇用されている精神障害者数は全国で1万3千人と推

計されています。

 

 

 

3 精神障害者の特徴と仕事の例

 

精神的にプレッシャーを受けるような職務内容が苦手な傾向があるため、

職務内容や人間関係などに配慮し、ストレスのない職場環境を整備することが大切です。

また、就労支援機関や医療機関、家族等との連携や、通院・服薬にも支障がないよう配慮が必要です。

精神障害者は、一般に精神的な面だけではなく、身体的にも疲れやすい傾向があることから、

結果的に、フルタイムよりも短時間の軽作業を希望する場合が多いようです。

 

そのため、雇用形態は短時間のパートやアルバイトが多く、

スーパーのバックヤード、商品出し、メンテナンス(清掃)などの

短時間の求人が多い職種に従事している事例が多くみられます。

 

また、いわゆるホワイトカラー層でも、在職中に重いうつ病となり、

長期休業に至る例が少なくありません。

適切な復職支援を受け、職務の負荷を軽減する等により、事務部門に復職している例もあります。

 

 

雇もれびの会◆アンケート結果

 

(平成214月)

体験談を聴く会で行ったアンケート

425日の体験談アンケート結果

 

◆ これまでの仕事

電話の仕事、事務、パソコンを使う仕事、データ入力、検査アルバイト、

パチンコ店、皿洗い、フロント、工場、自衛隊、警備、ビル管理、病院の朝食つくり、

大企業で設計・組み立ての仕事、清掃、寸心、プールの受付、

 

◆ 今の気持ち(就労に関して)

今の仕事を続けたい、ハローワークに行っても自分に合う仕事が見つからず不安、

耳が不自由で電話ができないのが困る、できるか心配、

デイケアに通いながら短時間働きたい、計算のない職場がいい、

前向きに思っている、そのうちしたい、

 

◆ 体験談プログラムの感想

働くのは大変そう、数をあたればなんとかなると思った、

休みをなくすように頑張ればいいと思った、

仕事を続けるコツが分かった、

少し変わった職業の体験談が聞きたい、

 

◆ 自由意見

まだ外で働けるようになるか心配、

なにをやればいいかわからない、

モチベーション(やる気)をあげたい、

資格はどんなものが要求されるか、運転免許を持ってないと不利ですか?

仕事を始めるきっかけを知りたい、

仕事の楽しみ方を知りたい.

 

こもれびの会の誕生秘話

 

きっかけは

(2009年)3月くらいに障害者のサークルを作ろうとおもって

 

今池で世話人が熱心で

 

退院&デイケア10年で

 

デイケアに恩返しを

 

図は、改良

 

こもれび便りをパワーポイントで大きくして、冊子の紹介を。

 

福智タイムスで冊子やこもれび便りの紹介を。

 

デイケアに入った人に、自分と近い体験談があることを知らせるために

 

料理、俳句でも本を。

 

 

 

 

20097月のチラシ

 

 

 

雇もれびの会の歩み(20132月現在)

 

H213月(2009

就労インタビュー、語る会(デイケア内)

MHCの中村氏からのサポート

H225月(2010

こもれびマガジン第一号発刊

7月ジーフット社からスポンサー

8月マガジン第二号発行

8月公式ホームぺージ、ブログ開設

福智先生のスポンサー

寸心で愛知障害者職業センターの講演会

なごやボランティアNPOセンターからサポート

11月 なごや就業・生活センター見学、取材

H231月(2011

ジーフットブログ事件

働く広場、ゆうゆう、こころの元気+に掲載される

ウイングル柴山氏からサポート

ワーカーズコープからサポート

大和証券福祉財団の助成金受ける

マガジン第4号発行

4月モリコロ基金から助成金受ける

語る会、定期的継続的に開催

マガジン第5号発行

マガジン増刊号発行

12月なごやボランティアNPOセンター情報誌cacanaに掲載される

H244

モリコロ基金から二回目の助成金受ける

5

マガジン第9号発行

シンセサイズ中部のイベントのサポートをする(ハウス加賀谷さん)

7月こもれびぎふの白木氏を訪ねる

8月ワーカーズコープのアートリーフ風花オープン

風花を語る会の会場として利用開始

H252月新生館スポンサー

ブログ活性化運動

 

 

 

役員すべて、無報酬、

自分たちで封入、投函、

ブログ事件

目的 勇気づける>>発信する

ことが使命。

ブログとの関わり

自助会の適正規模、10人以内か、

純粋なボランティア、聞き取り

記述者、印刷&封入業者との交渉(渉外)、

既存NPOとの連携、場所を借りる

(会場、オフィス)、

 

ホットな話題

ブログ原稿募集、続々と集まる、

自己評価、語る会前後、就労・自助会巡り、

最近になって封入業者を利用、郵送停止、

スポンサー、助成金集め、会費、

寄付、

SYOと「ぼらみみ」、自助会同士のつながり、ボランティア募集、

仕事の割り振り、分担制を進める、立候補、会員の定着と新人による活性化、

会費徴収と合わせて仕事の分担と謝礼を規定。

著作権とボランティアの発信の

関係。マガジン記事として掲載されたものの再掲。

人脈、他団との関わり、イベント紹介、会の名前、代表者の写真

イベントの写真。

 

 

 

 

企画書

           
 

働く精神障害者・こもれび(本)の印刷製本について

               

1、趣旨

             

精神障害者の生の声を集めて、就労を勇気づける(エンカレッジ)

     

することを目的とする。

           
               

2、冊子概要

           

インタビュー、アンケート、集計データ、社会資源データなど。

     

生の声を集めた冊子(45-50ページ程度)を印刷、製本する。

     
               

3、出版

             

県内の精神科、クリニック、臨床心理士や精神福祉士の学校、福祉施設、マスコミ等に送付する。

精神障害への理解を深めてもらい、就労への糸口を広げる。

     

寸心販売予定。

           
               

4、後援および監修

           

福智会へ依頼予定。

           
               

5、予算

             

印刷、製本

40,000

         

郵便費

 

3,000

         

交通費

 

2,000

         
               

合計

必要経費

45,000

       
               

6、収入

             

広告

(福智会)

20,000

         
 

(公的機関)

5,000

         
 

(その他)

5,000

         

寄付

 

5,000

         

売上見込

1000円で10部)

10,000

         
               

合計

収入見込額

45,000

       
               

 

 

 

 

 

こもれび本 2010-03-20

 

福智先生からのアドバイス

 

継続的に出版する雑誌にしてはどうか。

福智会は後ろ表紙一面で1万円の広告を出す。

障害者雇用実績の会社から広告を集めてはどうか。

一ページに一人紹介して、イラスト、みんなからのコメントもつけて読みやすく楽しく。

勉強のために読むものではなく、読みものとして楽しく読めるものを目指す。

この手の雑誌はいくらでもあるから、独自性はなにかを考える。

聞いたことをまとめただけなら大学生やアルバイトでもできる。

取材ということなら仕事になる。

福智先生の講義を本にとりあげるなら事前に許可がいる。

波の会の「nami」という雑誌を参考につくってみたらどうか。

nami」は全国に4千部ほど出回っている。1部400円で販売している。すずかけクリニックは患者が来るようになるというメリットがあるので広告を出している。(15,000円で半ページの広告)

 

 

雇もれびの会 会則 (平成229月)

 

1、会の目的 

 

 1)本会は名古屋市をはじめとした各市区町村に在住、在勤の精神障害当事者が自ら運営し、活動を通して自らをエンカレッジし、仲間を支援することを第一の目的とする。

 2)本会は名古屋市をはじめとした各市区町村に在住、在勤の、精神障害者の先駆的な自助グループとして、できる限り機能してゆく。

 3)本会は、障害を持った仲間が地域で連帯して行動できるよう、活動してゆく。

 4)本会は、就労しようとしている当事者を励まし、就労後も地域で孤立しないで生活してけるよう、精神的支援を行う。

 5)本会は、世間の精神障害者への偏見がなくなるよう努力し、当事者一人ひとりの生活が豊かになるよう活動していく。

6)本会は以下の事業を行う。

A)精神障害者の雇用確保に関する事業

B)精神障害者からの情報発信に関する事業

C)精神障害者同士の情報交換に関する事業

 

 

こもれび・

働く精神障害

2010年 創刊号

1

こもれび・働く精神障害者

目次

はじめに................................................................................................................................................3

1 精神障害当事者からみた就労....................................................................................................3

体験談..................................................................................................................................................4

1 当事者の生の声(スーパー).......................................................................................................4

2 当事者の生の声(パン工場、事務職).........................................................................................5

3 当事者の生の声(引越での清掃)...............................................................................................6

4 障害者合同面接会の体験談.......................................................................................................7

5 当事者の生の声(工場清掃)......................................................................................................8

こもれびの会の活動............................................................................................................................9

1 体験談プログラム・アンケート結果(425 日).........................................................................9

2 就労体験談のインタビュー例.....................................................................................................10

3 こもれび便り★ 2009.11 月 創刊号...........................................................................................11

4 就労のための社会資源についての勉強会...............................................................................13

資料編................................................................................................................................................14

1 厚生労働省が実施した平成 17 年の患者調査........................................................................14

2 公務部門における障害者の雇用・実習受入状況について(平成20年度)............................16

3 愛知労働局資料より..................................................................................................................17

謝辞....................................................................................................................................................19

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こもれび・働く精神障害者

はじめに

1 精神障害当事者からみた就労

◆趣旨

仕事探しをする病気仲間を手伝うために、当

事者の生の声を集めてみようと思い立ちまし

た。私自身まだ社会人半人前ですが、病気の

気持ちは一人前にわかります。

 実は病気をもち、クスリをのみながら働く人

も大勢います。

 でも病気があると仕事探しを諦めてしまう

人が多いのも事実です。

 そうした仲間の手助けために、働く障害者

や仕事探ししてる仲間の声を集めて一冊の本

にしたいと思いました。

◆就労支援のために当事者ができること

 自分の症状、性格、病歴、特技、訓練したこ

となどから 同じような仲間が働いて成功し

た例を探せる本を作ることで勇気づけたいと

思います。そのために当事者の生の声をまと

め始めました。

・実際に仕事してる内容。

・仕事探ししているときの気持ち。

こうした生の声を通して、私たちには病気を抱

えても働いていけることを社会にアピールする

使命があると思います。病気をコントロールす

ることは、体調、メンタルを整えることにつなが

り、それは健常者にも必要なものです。

◆問題

 身体障害者は障害者枠がある。精神障害

者の採用枠がない。

◆当事者のこころ

 例)変だと思われる不安、副作用

 ひととしゃべりたくない、人間関係がいや、

 動いている方が好き、体力がない、疲れや

すい、休みたい

◆仕事を続ける工夫

 ・自分に合う薬を見つける努力

 ・気をつけること

 例)怒る、泣く、喧嘩するなどは自制する、

 例)仕事してない時間も仕事しているように

見せる、暇そうにしない、掃除する

◆職場に求めること

 職場で実際にしている仕事内容

 例)休みを取りやすく、朝遅く、夕方早く、

座ったり立ったりできる仕事。

 好きなものを仕事にしたい。