雇もれびの会　議事録
2013/7/13＠新栄　アートリーフ風花　
参加者
Oさん　Mさん　Ｂさん　Sさん
Gさん　Ａさん　Kさん　Iさん　Nさん

・自己紹介
　Oさん　病院で事務をしている、障害者枠
　Mさん　Ａ型継続に通っている
　Bさん　自立支援機関に通っている、並行して発達障害者の支援のボランティアにも通っている。
　Sさん　公務員で事務の仕事をしている。
　Gさん　ＡＬＬに通っている。
　Aさん  A型の仕事をしている
　Kさん　　　　障害者枠で事務の仕事をしている。
　Gさん　雇もれびの冊子をみて、会に参加した。
　Nさん　略
・就労継続支援の体験談(Mさん)
　Ａ型就労継続支援の仕組みは最低賃金をもらって働く場というもの、
体調を整えるために使う人もいるし長く働く場として使う人もいる、入る前に面接があることが多く、障害が重く一緒に作業できないようなタイプの人はいない、Ｍさんは１年ほど働いている、ちょっと物足りないと感じることもあるだろうが、もう少し続けて働くように主治医に言われている、外の一般の仕事に就くのが目標だが、まだ送り出すには早いように思うと言われている。
内職ような仕事をしている。プラスチック部品や１００円均一製品のバリ取り、外へ出るハウスクリーニングもしている、退去したアパートの掃除などを、20人ぐらいで作業をしている、スタッフ7人、ときどき利用者とスタッフとの面接がある。


・薬はどんな薬をのんでいる？

メデタックス、エビリファイ、ジプレキサ、ロラセン、リスパダール、
最近のクスリはドーパミンなどの脳の働きを司る物質を調整する働きをしてくれる、活発すぎるときは抑えて、落ち込んでいる時はあげてくれように調整する、クスリの種類によって副作用の出方が違うようだ、クスリを飲み始めたり変えたりすると最初の２週間ぐらいは副作用が強く出ることがある、効果は２週間ぐらい経ってからちゃんと効いてくる、
筋肉がこわばって姿勢や表情が堅くなることがある、



・A型作業所、支援機関にはどんなところがある？

GREENサービスメイツ　水道メーターの分解作業　ケーブルの皮抜き
上社の作業所　各種保険に入れる。インターネットオークションの事業をしている　婦人服などを仕入れてネットで販売、親会社が税理士事務所、志のある税理士さんの作業所
Ａ事業所　　弁当の配達をする、
寸心　福智クリニックが母体　ケーキの製造、販売、カフェ、御器所、今池にある
サンワーク　パンを作っている、名古屋の千種区古出来にあるベーカリーカフェ。

・Aさんの体験談　
　体調を崩して不眠になった、クレームが届くようになった。食事などのクレーム、いろいろな食事の条件（宗教上の問題など）があり、対応が大変だった。不眠になっても会社でクスリを飲んで眠ることは禁止されていた、瞬間的に記憶が消えてしまって頼まれたコーヒーを届けられなくなっていた

地上職に異動になったが、不本意な仕事に思えて悲しくなった、そこでも産業医に診察されて「精神の疾患の疑い」がある「障害者として生きる道」があるよといわれて ショックを受けた、手帳をもらうようになって本当にひどい精神状態だったんだと気づいた。
仕事を辞めるサインをする前に家族にも納得してもらいたいと会社がいうので、年老いた両親が外資系の会社の上司に必死に英語で説明してくれるのを見て胸が熱くなった
辞めて欲しいと言われてから実際に離職するまで一ヶ月半ぐらい、
退職時の退職金に傷病手当も加算して払ってもらった。

その後　会社を辞め発達障害の子供もためのボランティアもして社会に参加したい
今は訓練を受けている。

・Ｉさん　競争の仕事はもうしたくない。　雇もれびの冊子を入院している病院のベッドで擦り切れるほど見ていた。臨床心理士や主治医にも相談してこもれびの会に参加した。当事者からの情報発信という点が素晴らしいと思う。福祉は制度を整えたりする時代から当事者が自分で考えて行動して選択出来る時代に変わってきたと思う。
名古屋は障害者の自助会が進んでいる。岐阜の田舎にはまだ自助会がない。

・語る会→他の場所でも出張して開きたいと考えている。

2013年9月14日　　　＠アートリーフ風花

参加者　

Gさん（司会） 就労移行支援施設に通っている

Kさん　　　事務の仕事がいったん終わり10月から次の仕事が決まっている

Mさん　　　A型作業所に通っている　いろいろ失敗しながら、作業をしている。

Yさん　　　バンドをしている。ボディーコンバットという格闘ゲームでストレス解消している。仕事は５年間続いている。

Nさん　B型作業所スタッフをしている

Aさん　A型作業所に通っている　仕事にもだいぶ慣れてきた。

Iさん　 就労支援施設に通っている、今日はGさんに誘われてきた。最近まで勤めていた。

Sさん　事務の仕事を続けている。来年、契約更新を控えている。

Tさん　金融関係の仕事を続けている。転職をしたい。

Hさん　社長、老人ホームを経営している。これからは障碍者を雇用していきたい。

 

 

・最近の悩み

Yさん　人間関係がつらい　仕事に行きたくない.。ネガティブ思考になりやすい。

 

・就労継続支援A型とは　　

事業主と直接雇用を受ける　給料が出る、基本的には最低時給

保健所から助成金が出る。ハローワーク経由で探すのが一般的

週20時間以上の労働が条件

・就労継続支援B型とは

内職や農業　社会に出る訓練　給料はほとんどない　利用者は約月1万円の手取り。市町村役場の福祉課が管轄

 

・最近のトピックス

Tさん　 ジョブコーチが入れる所が良い、人間関係が大変、病気はしっかり治してから就職したほうが良い、

Mさん　 無欠勤が続いている、親からやりたい仕事を見つけなさいと言われている。精神保健福士PSWをイメージしているが、まだわからない。

Yさん　やる気がなかなか起きない。

Iさん　　仕事を転々としてきた。→B型の作業所へ　休まずとか健康の維持が大変。また新しい勉強をすることも大変。

 

・医師の診断書について。　障害手帳の等級と、障害年金の等級がそれぞれ判断される。障害厚生年金は３級から、障害基礎年金が2級から支給される。手帳と年金は一致することが多いが、まれに等級が異なることもある。　

・就職支援セミナーで、精神障害者の人は電話応対が苦手な人が多いという指摘があった。就職面接では、自分のできないことをネガティブにとらえるよりもできることを訴える、できるようにするために必要な援助や配慮を説明するといったポジティブな面接をすれば、採用されるという説明があった。

　

・Sさん　モリコロ助成金報告のプレゼンテーションがあった。

こもれびの無料雑誌の発行は事業収益がないことが今後の課題という指摘があった。

聾障害者のドキュメンタリー映画のPRをした団体では、有料チケットが売れたので映画事業で100万円の助成を受けて80万円の収益を上げている。

企業側へ精神障碍者を雇用するための理解を深めるPRが必要だ。

たとえば仕事の切り分け方、接し方、休ませ方、などノウハウをまとめた冊子の作成など。

 

 

・老人ホームの経営をしている。22歳で500万円の貯金があった。1億円の融資が受けられた。それを元手にして有料老人ホームのビルを1億5千万円かけて買い取った。800万円の老人ホームがすぐに完売して6千万円の利益があがった。もともと、18歳から始めた花売りはひと月に40万円の収入があった。当時、サラリーマンは6万円の月収だった。商売の才覚があって駅で売っていた鉢植えの花を、まとめてトラックの載せて団地のベランダ下に置いておいて、ドアを4階から順にノックして「ベランダの下を見て」とだけ言って回ると、1階に行くときには団地中の女性が先を争うように花を買っていってくれた。

老人ホームでは、利用者の3人あたりスタッフが1名配置される。ヘルパーの資格が必要なことが多い。介護福祉士の資格をもっていれば、老人ホームなどでサービス管理者という責任者になれる。

 

 

・　次回　アートリーフ風花で語る会は10月12日です。